はじめに
今回は怖い話の実体験第六弾です!
前回はこちらです!
※誰かに髪の毛を引っ張られるお話です。
皆さんは「ドッペルゲンガー」という存在をご存知でしょうか?
「ドッペルゲンガー」とは「自分にそっくりな何者か」で一説によると人間の「幽体」のことです。
本人がドッペルゲンガーを見たら
死ぬとも言われていますね・・・
人間には「肉体」「幽体」「魂」の三つが備わっています。
「幽体」は「肉体」と「魂」をくっつける「接着剤」のような役割を持っているそうですよ。
※漫画「地獄先生ぬ~べ~」の「ドッペルゲンガー」の回を参考にしております。
抜け出た幽体が自発的に行動しているところを本人が目撃すると死んでしまうというのは、
「単純に驚いてショック死した」か
「幽体が無い状態が長くて魂との乖離に肉体が耐えられなくなった」
かのどちらかだと私は思っています。
そんな「ドッペルゲンガー」が今回のお話では登場いたします。
ドッペルゲンガーに触れた体験談なんて中々レアだとは思いませんか😁
今から詳細をお伝えしていきますので
最後まで是非お付き合いくださいませ✨
様子がおかしい兄
お話の前置き
当時8歳くらいだった私は、小学校の授業が終わるとすぐに帰宅して一階の和室にある
デスクトップパソコンをいじるような子どもでした。
私が帰宅しても両親は仕事で家におらず、兄と姉も中学校の部活動があるため
しばらく帰ってこないことが多かったです。
ですので午後6時くらいまでは私一人の自由時間でした😊
パソコンではよく「大富豪」をコンピュータ対戦でやっていた覚えがございます。
その日も学校を終えて私は一人パソコンに集中していました。
少し肌寒かったので季節は夏から秋に変化するタイミングだったと思います。
日が落ちるのも早くなってきていて、午後6時くらいになると我が家の廊下は真っ暗になります。
パソコンのある和室は襖を開けると廊下につながるようになっていました。
そして廊下は玄関と二階への階段に挟まれています。
誰かが帰ってきたら玄関のドアが開く音がするため、和室に居る私はすぐに気付くことができます。
「お兄ちゃんお帰り~」と言って出迎えるが・・・
学校の宿題を終えてパソコンの「大富豪」に勤しんでいるといつの間にか
和室が暗くなってきていました。
時刻を見るともう午後5時です。
「暗くなってきたな」と思い和室の明かりを点けてまたパソコンに向き直ると
玄関のドアの開く音が聞こえてきました。
「家族の誰かが帰ってきた」と思い私は和室から廊下に出ます。
廊下に立っていたのは兄でした。
いつの間に靴を脱いだのか・・・
玄関のドアの開く音を聞きつけて私が襖を開けたときには
すでに靴を脱いだ状態で兄が玄関ではなく廊下に立っていたのです。
ただ、そのときの私は細かな異変に気付くことなく兄に話しかけていました。
「お兄ちゃんお帰り~。今日は早かったね!」
と言って兄に駆け寄り手を握ります。
兄の手は体温が感じられないほど冷たかったです。
あまりの冷たさに「外は雨が降っているんだろうなぁ」と思った私は
兄にお風呂に入ることを勧めますが兄は無言のまま廊下を歩いて行きました。
歩くスピードは特段早くも遅くもなかったです。
表情は完全に無表情でした。
「一言も喋らないなんて機嫌が悪いのかな」と思いつつ
私は二階へと上っていく兄の後ろ姿を見送ります。
その後私は少し迷いました。
「兄に付いて行って二階で漫画を読むか、今やっている大富豪の続きをするか」です。
結局私は大富豪の続きをすることにしました。
二階への階段が薄暗くて不気味だったためです。
知らされる真実・・・
しばらく時間が過ぎて午後5時30分くらいになった頃、今度は母が帰ってきました。
母は私に「一人だったの?」と聞いてきます。
私は先程兄と会っていたため「お兄ちゃんが二階に居るよ~。」と答えました。
母は「○○(兄の名前)~」と言いながら二階へと向かいますが、すぐに戻ってきました。
どの部屋も真っ暗で兄の姿はどこにもなかったそうです。
そのときタイミング良く兄が「ただいま~」と言いながら帰ってきました。
服装は学校のジャージで少し濡れています。
本当はもっと早く帰れたらしいのですが
雨が降ったため雨が弱まるまで兄は学校で雨宿りをしていたようです。
私は混乱しました!
「じゃあさっきの出来事は何だったんだ!?」
「兄に付いて行っていたらどうなっていた!?」
「そもそも今日の出来事じゃなくて昨日の出来事だったんじゃないのか!?」
「でも昨日は雨じゃなくて晴れだったから兄の手があんなに冷たいのはおかしい!」
「兄が悪戯で一度帰ってきてからもう一度帰るフリをしたのではないか!?」
「でもさっきの兄は制服で今の兄はジャージだからおかしい気がする!」
そうです!
服装が違っていたのです!!
同じ中学校を卒業した今なら分かるのですが
制服というのは基本的には学校に置きっぱなしで
学生はいつもジャージで登下校をいたします。
まして運動部に所属していた兄が下校でわざわざ制服を着用することはあり得ません❗
おかしい点はまだありました。
先程二階に上って行った兄はあんなに暗い階段を電気も点けずに上って行ったのです😱
「地獄先生ぬ~べ~」の読者だった私は「これはドッペルゲンガーだな」と確信いたしました。
未だに不思議な体験です💦
後日談
その後は姿こそ見えなくとも、母が兄のドッペルゲンガーと接触していたようです。
二階で母と兄がそれぞれの自室に居たときのお話です。
母が兄の部屋の前で「先に下に降りるね」と声をかけると
「お~。分かった。」という兄の声が聞こえてきたそうです。
兄の返事が返ってきたため母は一階のリビングへと向かいました。
しかしそこで驚くことになります!
リビングには先程自室で返事をしていたはずの兄が
アイスを食べながらくつろいでいたのです❗
すぐさま二人で兄の部屋へと向かうもそこには誰も居なかったそうです😲
「ドッペルゲンガーに会うと死ぬ」
と言い伝えられていますので、
兄がドッペルゲンガーを見なくて
本当に良かったです✨
他にも「偽物の兄」のエピソードはあったような気がしますが、忘れてしまいました😓
思い出し次第追記していきたいと思います。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回は「兄のドッペルゲンガーを触った」というお話でした✨
「ドッペルゲンガーはその人の抱えている欲望を叶えている」とも言われております。
私の見た兄のドッペルゲンガーは、もしかしたら兄の「家に帰りたい」という欲望を
叶えてくれていたのかもしれませんね😁
もしも街中で知り合いにそっくりな人を見かけたらドッペルゲンガーかもしれませんよ!
「事実は小説よりも奇なり」ですからね♪
今回も最後までお付き合いしていただきまして誠にありがとうございます。
また次回の記事もよろしくお願いいたします😄
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