【零紅い蝶 考察⑮】主題歌「蝶」「くれなゐ」「うつし絵」解説|澪と繭の「ずっと一緒」はどう変わったのか

この記事は約22分で読めます。

本記事は「零紅い蝶 考察」として、主題歌から見た「ずっと一緒の約束」を整理しています。

『零~紅い蝶~』には、主題歌として『蝶』『くれなゐ』『うつし絵』の三曲があります。

いずれも天野月さんが作詞作曲を手がけた楽曲であり、澪と繭の「ずっと一緒」という願いを、少しずつ違う角度から照らしているように感じられるものでした。

置いていかれた痛みは「見つけてほしい」と相手へ届こうとする声になる。
手を離してしまった後悔は「今度こそ掴みたい」と相手へ向かう決意になる。
互いの重さを知った二人はその先で別々のまま、それでも離れずに歩いていく。

そのため、本記事では三曲をこう読みます。

『蝶』は、呼ぶ歌。
『くれなゐ』は、追う歌。
『うつし絵』は、並ぶ歌。

三つの歌を辿ることで、澪と繭の約束が破滅へ向かう願いから残された後悔を経て隣にいるための言葉に変わっていく流れが見えてきます。

※ネタバレが多く含まれるため、本作未プレイの方はこちらの記事からお読みください。


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  1. 主題歌『蝶』|「あなたの中に私を焼きつけたい」という想い
    1. 地下に潜り穴を掘り続けた
    2. つぎはぎの幸せを寄せ集め蒔きながら
    3. 焼けつき剥がれない掌の跡
    4. 繭に籠もり描いた永遠
    5. わたしの眸を奪ってゆく
    6. その手で壊してほしい
    7. 上手に羽ばたくわたしを見つけて
    8. 主題歌『蝶』のまとめ
  2. 主題歌『くれなゐ』|「あなたを掴まえたかった」という後悔
    1. それぞれの正しさを振り翳すように人は群れを成す
    2. わたしの身代わりに
    3. 君とわたしをひとつ束ねた残骸
    4. どれだけ目が醒めたら朝日の麓へ君を連れ出せる
    5. 追いつきたかった掴まえたかった
    6. 燻るほど染まりゆく朱い罪を優しい傷を
    7. 飛べない蝶のまま
    8. 主題歌『くれなゐ』のまとめ
  3. 主題歌『うつし絵』|別々のまま、並んでいく歌
    1. あなたと並んで
    2. あの季節の中でわたしはまだ息をしている
    3. 掛け違えてたボタンをひとつずつ外してもう一度はじまりに戻るの
    4. あなたはわたしを照らすひかりだった
    5. さかさまになる
    6. 黄昏に羽ばたけ
    7. 朝陽まで羽ばたけ
    8. さあ ゆこう
    9. 主題歌『うつし絵』のまとめ
  4. 三曲は「ずっと一緒」の三段階を歌っている
  5. 各エンディングで「ずっと一緒」はどう変わったのか
    1. 『蝶』に近い結末|一つへ戻ろうとする願い
      1. 紅い蝶(あかいちょう)
      2. 凍蝶(いてちょう)
      3. 双籠り(ふたごもり)
      4. 黒炎の蝶(こくえんのちょう)
    2. 『くれなゐ』に近い結末|取り戻しきれなかった約束
      1. マヨイガ(まよいが)/片翅(かたばね)
      2. 陰祭(かげまつり)
      3. 虚(うつろ)
    3. 『うつし絵』に近い結末|別々のまま隣にいる言葉
      1. 約束(やくそく)
      2. 羽化+残り陽(うか+のこりび)
    4. 「ずっと一緒」は、一つの答えではない
  6. 総括|主題歌三曲が映した「ずっと一緒」の答え

主題歌『蝶』|「あなたの中に私を焼きつけたい」という想い

『蝶』は、置いていかれた側の痛みを強く帯びた曲に聞こえます。

  • 剥がれない掌の跡
  • 繭の中に描いた永遠
  • 上手に羽ばたく私を見つけて

そこから響いてくるのはただの悲しみだけではありません。

私の存在をあなたに刻みつけたい…。
あなたと一緒にあの頃に戻りたい…。
私から目を逸らさせないでおきたい…。

そんな切実な想いが滲んでいました——。

地下に潜り穴を掘り続けた

深道のイメージ画像

歌の冒頭で描かれているのは地下へ潜っていく感覚です。

どこへ続くのかも分からない暗い穴を掘りながら、愛する人の温もりを探している…。

ここには、繭や紗重の感情が強く重なっていました。

  • 繭は、澪と溶け合えていた幼い頃を求め続けた
  • 紗重は、八重の手が首に触れるのを待ち続けた

深道を辿る内に、繭と紗重は虚へと引き寄せられていきます。

そこで

あの頃ずっと一緒だった相手を渇望する……。
二つに分かれてしまう前に還ろうとする……。

この一節には、そうした胎内回帰にも似た、一つになりたい願望が込められていたのでしょう。

つぎはぎの幸せを寄せ集め蒔きながら

幸せだった頃が壊れていくようなイメージ画像。

歌の序盤には壊れた幸を寄せ集めるような感覚が出てきます。

ここで言う幸せとは最初から整ったものではなく、欠けたものを繋ぎ合わせてどうにか形を保っているものでした。

これは澪と繭の関係に近いものがあります。

幼い日の事故のあと、澪は繭を守り、繭は澪に守られるようになりました。
一見すると二人は以前よりも強く結びついたように見えます。

けれどその関係は、繭の足の傷、澪の罪悪感、互いに言えなかった本音の上に成り立つものでした……。

二人の「ずっと一緒」は、最初からどこか継ぎ接ぎだったのです。

焼けつき剥がれない掌の跡

剥がれない掌の跡のイメージ画像。

歌の中で強く響くのが、掌の跡です。

  • 離した跡
  • 触れた跡
  • 掴めなかった跡

そして、首に残る痕——。

紅い蝶エンディングでは、掌の痕が繭の首に残り、そこから紅い蝶が生まれました。

その後、澪の首にもまた「紅い痣」として痕が残ります。

触れられた側にも…。
触れた側にも…。

同じ形の跡がつく……。


剥がれない掌の跡とは、優しい接触の記憶であると同時に、一つになろうとしたでもあったのです。

置いていかれた痛み…。
触れてほしかった願い…。
その手で終わらせてほしかった渇望…。

そのすべてがもう、剥がれなくなってしまった——。

繭に籠もり描いた永遠

繭の中に閉じ籠る澪と繭のイメージ画像。

歌の中盤では、繭の中に永遠を描く言葉が出てきます。

外へ向かって開かれるのではなく、内へ閉ざされる……。
現実の中、別々の人間として生きていく未来を切り離す……。

この感覚は陰祭かげまつり双籠ふたごも黒炎の蝶と強く共鳴しました。

  • 陰祭では、澪と繭は幻影を夢見て同時に終焉を迎える
  • 双籠りでは、澪と繭は二人だけの内側の世界に閉じる
  • 黒炎の蝶では、内側に閉じた二人が世界ごと零へ沈む

二人は「繭」の中で「ずっと一緒」を叶えてしまう……。

繭に籠り描いた永遠とは、生を拒み「一つだった頃」のまま止まり続ける時間だったのです。

わたしの眸を奪ってゆく

眸を奪われる瞬間の澪のイメージ画像。

歌の中盤では、朝が「私」のを奪っていくものとして描かれていました。

普通なら朝は闇夜を終わらせる光です。

しかし繭にとって朝とは「澪が外の世界へ帰っていく時間」という認識でした。

隣同士で眠っている間だけは「ずっと一緒」を夢見られる。
でも、朝が来れば現実に戻されてしまう……。

差し込む朝日とは、最愛の人を奪っていく闇に等しいものなのです。


朝日が差し込んでいるはずなのに、それを見ることは、もう叶わない……。

この感覚は、エンディングの澪を思い起こさせます。

澪は虚へ落ちていく繭の手を掴み、今度こそ離しませんでした。
その代わり見てはならない虚の底を見てしまい、光を失います。

そうして迎えた朝は、いつもの夜明けではありませんでした。

  • 繭が隣にいても、それが本当に繭なのか分からない
  • 村の外へ出られても、虚の底で見たものに囚われ続ける
  • 光のある世界へ帰ったはずなのに、何一つ自分で確かめることができない

澪の眸は光の方へ戻ろうとしたからこそ、奪われてしまった……。

その残酷さがこの一節には滲んでいました——。

その手で壊してほしい

その手で壊してほしいと願う繭のイメージ画像。

歌の終盤では、まだ「私」が「私」でいられるうちに壊してほしいという想いが描かれていました。

これは紅い蝶エンディングの繭、そして凍蝶いてちょうエンディングの繭に深く重なります。

  • 紅い蝶では、繭は澪の手で終わることによって、ようやく一つになる
  • 凍蝶では、澪がその願いを拒んだことで、繭の愛と憎しみが凍りつく

「壊してほしい」と望む繭は、死そのものを求めていたわけではないのでしょう…。

ただ、自分の中にある痛みを澪に実感してもらいたかっただけ……。

  • 言葉では伝わらない
  • 生きたままでは分かってもらえない
  • それならいっそ、終わってでも届けたい

そういう極限の願いが、この言葉には込められていました。

上手に羽ばたくわたしを見つけて

歌の最後で繰り返されたのは、「上手に羽ばたく私を見つけて」という言葉です。

  • 一つだったはずなのに離れてしまった怒り
  • あなたの手で壊されてでも届きたいという願い
  • 変わってしまった私に気づいてほしいという執着

ここには「あなたの中に私を焼きつけたい」という激情が込められている——。


天野月さん自身も『蝶』には「最高のシンメだったはずなのに」という、別れを越えた怒りがあると語られていました。

その言葉を踏まえると『蝶』はやはり、ただの喪失の歌ではありません。

あなたと私は対になる存在だったはずでしょう
それなのに、どうしてあなただけが離れていくの……。

たとえ今までの私ではなくなったとしても…。
それでも、あなたの目にずっと私だけを映していたい……。

そんな声が繭の奥底から、紗重の止まった時間から、響いている。

主題歌『蝶』のまとめ

朱く燃え尽きながらも舞い上がろうとしている蝶のイメージ画像。

『蝶』は、羽化する前の「繭」の内側から聴こえてくる歌でした。

人の形では届かなかった想い…。
言葉では伝わらなかった痛み…。
相手の中に自分を残したい切望…。

それらが朱く燃え尽きた蝶となって、舞い上がろうとしている——。

主題歌『くれなゐ』|「あなたを掴まえたかった」という後悔

『くれなゐ』は、『蝶』と対になる姉妹曲です。

『蝶』が「見つけてほしい」という声だとすれば、『くれなゐ』は「あなたを掴まえたかった」というでした。

天野月さんはこんなふうに説明されています。

『蝶』はちぎれた羽で無様に飛び続ける側の視点。
『くれなゐ』はちぎれて飛べなくなった側の視点。

連れ出したかった…。
追いつきたかった…。

けれど

手が届かなかった……。

その痛みが、澪と八重の後悔に重なっていく——。

それぞれの正しさを振り翳すように人は群れを成す

群れを成して紗重を取り囲む村人たちのイメージ画像。

歌の冒頭部分には、皆神村そのものの空気が重なっています。

  • 掟を守るため
  • 虚を鎮めるため
  • 村を生き延びさせるため

紅贄祭という「正しさ」からみ出したものは、刈り取られる…。


村人たちは、悪意で動いていたわけではありません。

ただ、積み重なった正しさは、八重と紗重の「ずっと一緒にいる」という約束を踏み潰していきました。

二人で逃げようとした…。
でも、村は許してくれなかった…。
結果、紗重は捕らえられ、八重は取り残された……。

このやるせなさや重苦しさが、歌の冒頭には沈んでいました。

わたしの身代わりに

愛する片割れである紗重を失い悲嘆に暮れる八重のイメージ画像。

歌の序盤では愛する人が闇の中へ消え、自分の身代わりになっていくような感覚が描かれています。

八重にとって紗重は自分のせいで失われた片割れでした。

本来なら二人で生きるはずだった……。

それなのに、紗重だけを死なせてしまった……。

この感覚は紅い蝶エンディング後の澪にも重なります。


澪は生き残り、繭は紅い蝶となって空へ還っていく……。

そこには村にとっての成就がありました。

しかし、澪から見れば繭を連れ戻せなかった喪失です。


紗重は、八重が戻れなかった場所へ…。
繭は、澪が行けなかった場所へ…。

最愛の人を失い、自分だけがこちら側に残される……。

この一節は、手を離してしまった側に刻み込まれる罪の始まりなのでした——。

君とわたしをひとつ束ねた残骸

紅い蝶エンディング後に、澪の首に残った繭の残骸である紅い痣のイメージ画像。

歌のサビ部分では、二人を一つに束ねる残骸が描かれていました。

綺麗な一体化ではなく、いびつな一体化……。

  • 紅い蝶エンディングの紅いあざ
  • 凍蝶エンディングの澪の首
  • 片翅かたばねエンディングの右足の傷

これらはすべて、失われた片割れが残していったものです。

愛する人はもう隣にいない…。
それでも、涙として、痕として、痛みとして、消えずに残り続ける……。

束ねられた残骸とは、成就した愛の形ではありませんでした。

最後までほどけなかった「ずっと一緒」の名残なごりだったのです。

どれだけ目が醒めたら朝日の麓へ君を連れ出せる

夜明けが訪れ朝日が差し込む皆神村のイメージ画像。

歌の中盤では、愛する人光の差す場所へ連れていきたいという願いが描かれていました。

外の世界を見せてあげたかった…。
日の下を一緒に歩きたかった…。

でも、手は届かなかった……。

そうした後悔の向こう側にあるのが朝日の麓でした。

そこは一人で逃げ延びる場所ではありません。
愛する人を取り残したまま向かう場所でもありません。

今度こそ、手を取り合って辿り着きたかった場所なのです——。


闇の中から救い出し、明るい場所まで連れていきたいという八重と澪の願い……。

その願いは約束エンディングと羽化エンディングにおいて、ようやく光を帯びました。

追いつきたかった掴まえたかった

届きそうで届かなかった、追いつけなかった掴まえたかった手と手のイメージ画像。

この曲の中心にあるのは「追いつきたかった、掴まえたかった」という後悔です。

幼い日の澪は、繭の手を取れませんでした。

あのとき手を離さなければ…。
あのとき先に走らなければ…。
あのとき繭から目を逸らさなければ…。

その後悔が、澪の中にずっと残っています。


そして、マヨイガエンディングではその後悔がさらに深く刻み込まれました。

村の外へ出たはずなのに、繭の声からは逃げられない…。
生き残ったはずなのに、自由にはなれない…。

  • 追いつけなかった手が、自分を責める罰になる
  • 掴めなかった手が、消えることのないうずきになる
  • 連れ出せなかった片割れが、ずっと胸の中にい続ける

罰と疼きは、やがて朱い罪として澪の胸の奥に燻ります——。

燻るほど染まりゆく朱い罪を優しい傷を

紅い蝶エンディングにおいて、繭を失ってしまった喪失感から泣き崩れる澪のイメージ画像。

歌の後半では、朱く染まっていく罪と、それでも抱いていきたい傷の感覚が描かれています。

紅い蝶エンディング後の澪は、繭のことを決して忘れませんでした。

繭の声を聞き、痣を抱え、自分の手で繭を終わらせた記憶とともに生きていく——。

それはただ苦しいだけの罰ではありません。

繭が大切だからこそ消したくない……。
繭を愛しているからこそ感じていたい……。

そんな、失ったあとも手放したくない重さだったのです。


マヨイガ/片翅の澪も同じです。

繭を置いてきてしまった……。

この事実は、澪の中で朱く燻り続けます。

忘れたいのに忘れられないのではなく、忘れてしまうこと自体が許せない。

この朱い罪は最愛の人を自分の中に残し続けるための傷なのでした。

飛べない蝶のまま

飛べない蝶のイメージ画像。

歌の終盤で描かれていたのは、飛べない蝶として生きていく感覚です。

飛べない蝶とは「わたしを見つけて」という声に応えられなかった、取り残された蝶のこと——。

追いつけなかった…。
連れ出せなかった…。
同じ歩幅でいられなかった…。

  • 羽ばたく繭を掴めない紅い蝶エンディング
  • 羽をもがれた蝶のように右足を引きずる片翅エンディング
  • 飛ぶことを許されず繭の手元に閉じ込められる凍蝶エンディング
  • 光を失い自由に羽ばたけなくなったエンディング

消えない傷を背負う澪。

無傷ではいられない。

それでも…。

この先を歩き続けていくしかない……。

主題歌『くれなゐ』のまとめ

朱く焼けついた罪を背負い、胸の奥でいつまでも燻り続ける蝶のイメージ画像。

『くれなゐ』は、羽化する前の「繭」の外側から聴こえてくる歌でした。

内から呼ぶ声に外から手を伸ばす。
しかし、その手は届かない。

ただ残ったのは

掴めなかった手の感触…。
間に合わなかった後悔…。
守れなかった片割れの残響…。

それらが朱く焼けついた罪となって、胸の奥でいつまでも燻り続ける——。

主題歌『うつし絵』|別々のまま、並んでいく歌

『蝶』は「見つけてほしい」と内側から呼ぶ歌。
『くれなゐ』は「掴まえたかった」と外側から追う歌。

その二つを経たあとの『うつし絵』は、二人がようやく向き合え、互いを映しながらもう一度歩き出すに聞こえました。

  • 置いていった呵責
  • 置いていかれた諦観
  • 手を離してしまった悔い
  • 二つに分かれてしまった悲しみ

そのすべてを受け入れて、隣に立っていく……。

あなたと並んで

残り陽エンディングにて、ダムに沈んだ皆神村のほとりのベンチで、並んで座る澪と繭のイメージ画像。

歌の冒頭に置かれるのは、愛する人と並んでどこまでも行きたかったという願いです。

ここで大切なのは追いかけるでも、先へ進むでもなく、並ぶという距離感です。


澪と繭の関係は、ずっとこの距離に辿り着けませんでした。

  • 澪は繭を深く知ろうとせず、ただ守ろうとして先をいく
  • 繭は澪が離れていくことを恐れ、その背中を追い続ける

守る側と守られる側…。
進む側と残される側…。
置いていく側と置いていかれる側…。

二人の歩幅は、いつも少しだけズレていました……。

置いていきたかったわけではない…。
追いすがりたかったわけでもない…。
本当は、同じ速さで歩きたかった…。

その願いは残り陽エンディングにおいて、ようやく形になります。

あの季節の中でわたしはまだ息をしている

一人で崖下に落ちることになった繭のイメージ画像。

歌の序盤には、追いつけなかった痛みと、はぐれてしまった季節が描かれていました。

ここでいう「あの季節」とは、ただの懐かしい過去ではないのでしょう。

  • 同じ場所にいたはずなのに、同じ未来を見られなかった時間
  • 追いかけても届かず、片方だけが取り残されてしまった時間
  • 手を離してしまった後の二人を、ずっと縛り続けていた時間

あの季節とは、二人が触れられなかった痛みの記憶でした。


崖の事故は過去の出来事です。
けれど、二人はあれから前に進めていません。

  • 澪は、あのとき手を離した後悔を抱えている
  • 繭は、あのとき置いていかれた絶望を抱えている

「あの季節の中でわたしはまだ息をしている」という言葉は、まさにこの停滞を表しているように思えます。

時間は進んでいる。
でも、心はあの季節に残り続けている——。


この感覚は、陰祭エンディングに淡く重なっていました。

祭りの日にはぐれた恐怖…。
一人で落ちたときの絶望…。
最後の瞬間だけ巻き戻された希望…。

あの季節に触れた二人は、そのまま閉じていくことになります……。


一方、羽化エンディングでは違いました。

澪は外側から手を伸ばすだけでなく、繭が沈んだ深さまで自分も降りていきます。

そこで二人は一度だけ「一つだった頃」へ帰れました。

あの季節に残っていた痛みを、隔てるものではなく、隣にいるための記憶に変えて、外へと開いていったのです。

掛け違えてたボタンをひとつずつ外してもう一度はじまりに戻るの

約束エンディングにて「一つになれないかもしれない。それでも、手を離さない」と語る澪のイメージ画像。

歌の中盤には掛け違えていたものを一つずつ外し、もう一度はじまりへ戻ろうとする感覚がありました。

澪と繭は「ずっと一緒」を約束しています。

しかし、そこに込められていた意味はズレていました。


約束エンディングでは、そのズレに初めて澪が触れます。

「私たちは一つになれないかもしれないけど……もう、この手は離さないから」

この宣言は、繭が望んでいた完全な答えではありませんでした。

それでも、二人は別々の人間であることを認めたうえで、もう一度約束を結び直しました。


羽化エンディングでは、その結び直しがさらに深くなります。

澪は繭の痛みを実感し、繭は澪が自分を必要としていたことを知りました。

そうして、二人はようやく一つに重なるのです——。


「掛け違えていたボタンを外して、もう一度はじまりに戻る」ということ。

それは、二人がどこですれ違っていたのかを知り、互いの見ていた景色に触れ、一つだった頃へ帰ること。

そして、その懐かしい場所から別々の身体で戻ってくることでした。

あなたはわたしを照らすひかりだった

夜明けが訪れる皆神村で、お互いがお互いを照らす光だと感じた澪と繭のイメージ画像。

歌の中盤では、大切な人が自分を照らす光として描かれています。

澪がいるから自分の形が分かる…。
澪に照らされるから自分がどこに立っているのか見える…。

繭にとって澪はまさにそういう存在でした。

だからこそ繭は、「澪がいない世界には意味がない」とまで言い切れるのです。

ここにあるのは、澪を失えば自分の輪郭まで見えなくなってしまうという感覚でした。


そして、羽化エンディングではその関係が一方通行ではなかったことが明らかになります。

澪もまた、繭を必要としていました。

繭がいるから生きたいと思えた。
繭がいるから世界を綺麗だと思えた。

繭にとって澪が光だったように、澪にとっても繭は、自分の輪郭を映し返す光だったのです。


澪は繭ではない。
繭も澪ではない。

同じ存在にはなれない。

でも、互いを照ら合うことはできる。

まるでうつし絵のように、痛みや祈りを重ねながら……。

夜明けの光の中で、二人の関係は静かにほどき直されていきました。

さかさまになる

繭と近づくにつれて境界が消えていくさかさまの澪のイメージ画像。

歌の中では二人が胸の内を確かめ合うたびに、かえって不安定になるような感覚も描かれていました。

この「さかさまになる」とは、想いが嘘になることではありません。

大切に思う気持ちが、近づきすぎた瞬間に別の何かへ変わってしまうことでした。

  • 凍蝶では、繭の愛が所有へ変わる
  • では、救いのはずだった生還が依存へ反転する
  • 双籠りでは、「ずっと一緒」の約束が閉じ籠る合図となる

愛情は所有へ…。
救いは依存へ…。
約束は閉じ込めへ…。

近づくことが必ずしも救いにはならない——。


一つになれば相手を失わずに済む。
その代わり、別々の人間として立てなくなる。

離れれば境界は守られる。
その代わり、置いていった呵責
と置いていかれた諦観が残る。

澪と繭の関係は何度もさかさまになりました。

寄り添うほど沈み、救おうとするほど縛られる…。

その危うい均衡の中で、二人の「ずっと一緒」は沈むための約束から隣に立つための約束へと変わっていったのです。

黄昏に羽ばたけ

見つけてほしかった蝶と、掴まえたかった蝶がようやく再会し、共に黄昏へ羽ばたくイメージ画像。

歌の後半では、黄昏へ向かって羽ばたくイメージが描かれていました。

黄昏とは、昼と夜が重なる継ぎ目の時間です。

暮れ残る陽…。
夜になりきれない空…。
世界の端が朱く燃える刹那。

何もかもが曖昧になる瞬間。

それでも、傷も、記憶も、想いも、すべてを捨てないまま、羽ばたいていく——。

「黄昏に羽ばたけ」とは、終わったものを忘れずに、淡い光の中で抱き直すことだったのでしょう。

朝陽まで羽ばたけ

朝陽まで羽ばたいていく2匹の紅い蝶のイメージ画像。

歌の終盤では、降り止まない雨の中、羽ばたきの向かう先が朝陽へ変わっていきます。

結んだ約束は永遠という形では残らないのかもしれない…。
愛も夢も、同じ姿のまま留めておくことはできないのかもしれない…。

しかし、その儚さを知るほど大事に握りしめたくなる。

痛みを、互いを知るための記憶へ変えて。

失ったものを、零さないように胸の奥へ残して。

二人は終わりの光から、始まりの光へと進もうとする。

この羽ばたきにあるのは傷を負いながらも外へ開いていく重みでした。

黄昏から朝陽へ。

そのあわいを渡る羽音が、いつまでも鳴り響いていく——。

さあ ゆこう

残り陽エンディングにて、手を繋いで同じ速さで隣を走り合う澪と繭のイメージ画像。置いていく側も、置いていかれる側もいない。

歌の最後に置かれたのは、「一緒に行こう」という掛け声です。

残り陽エンディングでは、繭が澪に手を差し出しました。
澪はその手を取ります。

繭が走り出し、澪も隣を走る。

置いていく側も、置いていかれる側もいない。
追いかけるのでも、引きずるのでも、閉じ込めるのでもない。


「さあ ゆこう」は、一つになるための合図ではありませんでした。

同じ手を結びながら、違う足で進むための言葉。

その一歩でようやく、二人は並び立てたのです。

主題歌『うつし絵』のまとめ

一つではないけれど、離れてもいないというあわいを、うつし絵のように写す澪と繭のイメージ画像。

呼ぶ側と追う側が、ようやく隣に立てた『うつし絵』

映し合うことで、違いを知る。
違うからこそ、隣にいることを選び直す。

一つではない。
けれど、離れてもいない。

その境界を、二人は手を繋いで歩いていく——。

三曲は「ずっと一緒」の三段階を歌っている

『蝶』の呼び声、『くれなゐ』の追う声、『うつし絵』の並ぶ声を表した蝶たちのイメージ画像。

『蝶』『くれなゐ』『うつし絵』は、それぞれ違う場所から澪と繭の「ずっと一緒」を描いていました。


『蝶』は、内側から呼ぶ歌です。

置いていかれた側が、暗い場所から相手を探し続ける。

  • 私を壊してほしい
  • 私の痛みを分かってほしい
  • 蝶になった私を見つけてほしい

ここでの「ずっと一緒」は、一つに戻りたい願いでした。

別々の人間として生きていくくらいなら、終わってでも相手の中に残りたい——。

その願いは、紅い蝶凍蝶双籠り黒炎の蝶へと滲んでいきました。


『くれなゐ』は、外側から追う歌です。

手を離してしまった側が、届かなかった相手へ向かって手を伸ばす。

  • 追いつきたかった
  • 掴まえたかった
  • 連れ出したかった

ここでの「ずっと一緒」は、取り戻せなかった約束として残りました。

失ったものは元には戻らない——。

その悔いは、マヨイガ片翅陰祭へと響いていきました。


『うつし絵』は、内と外の境界で並ぶ歌です。

呼ぶ側と追う側が、ようやく向かい合う。

  • 同じではないことを知る
  • 互いを照らし合う
  • 一つだった記憶を、歩き出すための光に変える

ここでの「ずっと一緒」は、別々のまま隣にいるための言葉になりました。

一つには戻れなくても、離れないという想いを映し返しながら朝陽へ向かう——。

その応答は約束羽化残り陽へと形を変えていきました。


「ずっと一緒」が破滅へ向かうほど激しく燃えた『蝶』
「ずっと一緒」が取り返しのつかない罪として胸に燻った『くれなゐ』
「ずっと一緒」が相手を閉じ込める言葉ではなく、隣を歩くための言葉へ開いた『うつし絵』

呼ぶ歌。
追う歌。
並ぶ歌。

「ずっと一緒」の約束は、同じになるための呪いから、後悔を経て、別々のまま手を取り合うための祈りへと結び直されていったのです——。

各エンディングで「ずっと一緒」はどう変わったのか

『蝶』『くれなゐ』『うつし絵』の三曲の変遷と各エンディングの「ずっと一緒」を表現したイメージ画像。

『蝶』『くれなゐ』『うつし絵』の三曲を辿ることで、各エンディングの「ずっと一緒」の形はより一層、見えやすくなりました。

同じ約束の言葉でも、ある結末では死になり、ある結末では凍り、ある結末では呵責や依存として残り、ある結末では隣にいるための言葉へ結び直されていく——。

『蝶』に近い結末|一つへ戻ろうとする願い

「ずっと一緒」の約束を叶えて赫く紅い蝶となった八重と紗重のイメージ画像。

ここから見る結末では、「ずっと一緒」は相手の中へ戻ろうとする願いとして現れます。

紅い蝶(あかいちょう)

紅い蝶エンディングでは、「ずっと一緒」が死によって一つになる願いとして叶いました。

繭は澪の手で終わり、紅い蝶となる。
澪の首には痣が残り、耳には繭の約束の言葉が響き続ける。

繭は消えたようでいて、澪の中から消えることはない……。

「壊してほしい」「見つけてほしい」という声が、美しくも残酷に結実してしまうのです。

紅い蝶エンディングの考察記事はこちら

凍蝶(いてちょう)

凍蝶エンディングでは、「ずっと一緒」が所有として凍りつきます。

澪は、繭を終わらせることができませんでした。

壊してほしかった願いが拒まれたとき、繭の愛は優しいままではいられなくなる…。
飛ぶはずだった蝶は空へ還れず、繭の手元で凍りつく……。

ここにあるのは、離れないための愛ではなく離さないための愛でした。

凍蝶エンディングの考察記事はこちら

双籠り(ふたごもり)

双籠りエンディングでは、「ずっと一緒」が二人だけの世界に閉じられます。

澪と繭は一枚の着物に包まれ、二匹の紅い蝶となる。

追いかけるでもなく…。
置いていくでもなく…。
互いの隣を離れない…。

しかし、そこに生きて帰る未来はありません……。

外に羽化できないまま「繭に籠り描いた永遠」が叶ってしまったのです。

双籠りエンディングの考察記事はこちら

黒炎の蝶(こくえんのちょう)

黒炎の蝶エンディングでは、「ずっと一緒」が零へ還ろうとする衝動になります。

澪は繭を置いていけず、繭の望む深さへ自分も沈んでいく。
その一体化願望は、やがて村の境界まで焼き破っていきます。

二人だけで完結するはずだった願いが、外の世界すらも飲み込んでいく……。

朱く焼けついた痛みは黒い炎となり、止めようもなく大地を染めていきました。

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『くれなゐ』に近い結末|取り戻しきれなかった約束

紅い蝶となった繭を掴み損ない、ずっと一緒の約束を果たせなくなった澪のイメージ画像。

ここから見る結末では、「ずっと一緒」は取り戻しきれなかった手の熱として現れます。

マヨイガ(まよいが)/片翅(かたばね)

マヨイガ/片翅エンディングでは、「ずっと一緒」が置いていった呵責として残ります。

澪は村の外へ出られました。
けれど、繭の声や痛みからは逃げられませんでした。

大切な人は、もう隣にはいない…。
それなのに、気配は心や身体の傷として残り続ける……。

「追いつきたかった」「掴まえたかった」という悔いが、いつまでも澪を燻らせるのです。

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陰祭(かげまつり)

陰祭エンディングでは、「ずっと一緒」が最後の瞬間にだけ追いつく約束として現れました。

ここには、置いていかれた繭の痛みが滲んでいます。

しかし、中心にあるのは、置いていった澪が「今度こそ追いつきたい」と手を伸ばす感覚でした。

生きる未来を手放した二人は、終わる間際に同じ場所へ辿り着きます。

抱えていた後悔は、そこで、かすかにほどけていく……。

伸ばされた澪の手は、繭と同じ場所へ落ちる合図となりました。

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虚(うつろ)

エンディングでは、「ずっと一緒」が救いの顔をした依存へ反転します。

澪は今度こそ繭の手を掴みました。
ただ、その代償として光を失います。

手は届いた…。
でも、今までの関係には戻れなかった……。

「染まりゆく朱い罪」がここで、掴めなかった痛みから掴んだあともほどけない結び目に変わるのでした。

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『うつし絵』に近い結末|別々のまま隣にいる言葉

同じになり、重なり、それでも別々の身体で戻った澪と繭のイメージ画像。

ここから見る結末では、「ずっと一緒」は違いを知った二人が、隣へ進むための言葉として現れます。

約束(やくそく)

約束エンディングでは、「ずっと一緒」が隣にいるための誓いになりました。

八重と紗重は、過去の約束を果たして紅い蝶となる。
澪と繭は、別々の人間のまま生きて一緒にいることを選ぶ。

同じにはなれない…。
それでも、この手は離さない……。

二人の間にあったボタンの掛け違いはほどかれ、新たに結び直されていきました。

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羽化+残り陽(うか+のこりび)

羽化+残り陽エンディングでは、「ずっと一緒」が未来を照らし合う光になります。

澪は繭の痛みの深さまで降り、そこから二人で外へ戻ってくる。
二人は手を取り合い、並んで立つ。

一つになるためではなく…。
どちらかを閉じ込めるためでもなく…。

互いの痛みを知ったうえで、隣を歩くために……。

呼ぶ声と、追いかけた手は、ここでようやく同じ歩幅になれたのです。

羽化+残り陽エンディングの考察記事はこちら

「ずっと一緒」は、一つの答えではない

羽化エンディングにて「ずっと一緒」を叶えた澪と繭のイメージ画像。

こうして並べてみると、「ずっと一緒」は一つの答えではなかったことが分かります。

  • 死によって叶うこともある
  • 所有として凍ることもある
  • 内側の世界に閉じることもある
  • 零へ沈む衝動になることもある
  • 置いていった呵責として残ることもある
  • 最後の瞬間にだけ追いつくこともある
  • 救いの顔をした依存へ変わることもある
  • 隣にいるための誓いになることもある
  • 未来を照らし合う光になることもある

同じ言葉だったはずの「ずっと一緒」は、結末を重ねるたびに形を変え、やがて内側へ閉じる約束から、外へ向かって歩き出すための言葉へとほどけていくのでした——。

総括|主題歌三曲が映した「ずっと一緒」の答え

『零~紅い蝶~』において、二つに分かれてしまった澪と繭が、もう一度だけ一つへ戻れた記憶を胸に抱いて、隣を歩いていくイメージ画像。

『零~紅い蝶~』で描かれていたのは、二つに分かれてしまったものが、もう一度一つへ戻ろうとする痛みでした。

繭は、澪と溶け合っていた頃へ帰りたかった…。
澪は、繭の手を二度と離したくなかった…。
紗重は、八重に見つけてほしかった…。
八重は、紗重のもとへ戻りたかった…。

誰もが片割れを求めていた。

けれど、求め方を間違え約束は呪いになります。

一つになりたい願いは死へ向かい、離したくない想いは所有へ変わり、置いていった悔いは朱い罪として胸に燻る……。

その危うさを、主題歌三曲はそれぞれ違う場所から映していました。


『蝶』は、内側から呼ぶ声。
『くれなゐ』は、届かなかった手の熱。
『うつし絵』は、違いを知ったうえで隣に立つ祈り。

呼ぶ。
追う。
並ぶ。

この変化は、澪と繭の「ずっと一緒」が、同じになるための呪いから、別々のまま手を取り合うための言葉へほどけていく過程でもありました。

一つには戻れず、同じにもなれない。
それでも、互いを照らし合いながら離れずにいることはできる。

『蝶』で呼び、『くれなゐ』で追い、『うつし絵』でようやく並ぶ。

その先に残ったのは、一つになる答えではありませんでした。

別々の身体で同じ朝へ向かうこと。

それこそが、主題歌三曲の果てに浮かび上がった「ずっと一緒」の最後の形だったのです——。

前回の記事 零紅い蝶のまとめ

紅い蝶~の考察記事一覧

考察記事①【隠された設定】紹介|澪はなぜ失明したのか?父の行方と皆神村を解説

考察記事②【崖の場面】あらすじ|なぜすれ違う?澪と繭の見ている世界の違いを解説

考察記事③【前日譚小説】あらすじ|なぜ帰郷したのか?|澪と繭の直前の物語を解説

考察記事④【黒炎の蝶エンド】あらすじ|繭の望み・澪の決断・黒い蝶を解説

考察記事⑤【本編冒頭】あらすじ|言いかけた言葉と結末への繋がりを解説

考察記事⑥【本編ストーリー】あらすじ|澪はどう変わっていったのか?を解説

考察記事⑦【紅い蝶エンド】あらすじ|澪はなぜ繭を…せてしまったのか解説

考察記事⑧【マヨイガ/片翅エンド】あらすじ|澪の抱えた代償を解説

考察記事⑨【凍蝶エンド】あらすじ|繭の泣き笑いと雛壇の部屋の首を解説

考察記事⑩【陰祭エンド】あらすじ|澪はなぜ「一緒に落ちようか」と言ったのか?を解説

考察記事⑪【約束エンド】あらすじ|「もうこの手は離さない」の意味を解説

考察記事⑫【虚エンド】あらすじ|繭と紗重の本心、虚の果ての後味の悪さを解説

考察記事⑬【双籠りエンド】あらすじ|二人で一つの繭に閉じ籠る意味を解説

考察記事⑭【羽化+残り陽エンド】あらすじ|澪と繭が生きて戻る意味を解説

考察記事⑮【主題歌「蝶」「くれなゐ」「うつし絵」】|「ずっと一緒」の変化を解説

※本記事は『零紅い蝶 考察』シリーズの一部です。
※記事内画像には、作品世界をもとに作成した非公式の生成画像、および『零 ~紅い蝶~REMAKE』『零 ~眞紅の蝶~』本編のスクリーンショットが含まれます。『零 ~紅い蝶~』に関する権利はコーエーテクモゲームスに帰属します。

※現在入手が難しい公式資料の内容にも触れていますが、物語理解に必要な範囲で要点を整理し、考察を中心に構成しています。

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